あけにーブログ 〜フランスで考えたあれこれ

日本では余りに伝えられないニュース、メディア、ドキュメンタリー、本、美術、旅行記などを紹介。

フランスで早くもワクチン接種体験

日本では高齢の両親のワクチンも今のところまだだが、フランスでは中年のワクチン接種が始まった。ワクチン接種をすれば、両親に安心して会いに行けるし、国外移動もワクチン証明書で簡単になる見通しだ。オンラインでの申し込みはスムーズに行き、解禁され…

ついに子供が感染し、フランスでコロナ体験

ついに高校生の息子がコロナにかかってしまった。今のところ、残りの家族には感染していないが、自宅勤務の夫の上司もコロナに感染し、見回すと知り合いもコロナ感染者ばかりだ。レストランや劇場は閉鎖、門限が設定されており、日本の10倍の感染者がいると…

マルセイユに小旅行③ コロナ中の息抜き

そういえば、マルセイユとはそういうぶっ飛んだ街だった。数十年前に住んでいた頃は、払う時点でお財布がない事が多かった私は、よく近所の店でツケで買い物をした。夫は「そんなことが出来るのか?」と驚いていたが、それは信頼関係の賜物だった。チーズ屋…

マルセイユに小旅行② ー コロナ中の息抜き

久しぶりに足を踏み入れたマルセイユは、見違えっていた。あんなに汚かった街(道の隅などに溝鼠を殺す緑の餌が所々にバラまかれていた)が整備され、建物も道も随分とピカピカになっていた。フランス語でパリに「光の街(Ville lumière) 」という名称があ…

マルセイユに小旅行① ‐ コロナ中の息抜き

マルセイユに行ってきた。レストランは閉まっているし、18時は門限だし、と制約が多く、実際にバカンスに出かけるかどうか迷った。日本のようにGo toトラベルといったキャンペーンもないし… しかし、家族会議の結果、パリから長らく離れていない夫は「空気を…

フランス人は何故ワクチンを接種したくないのか - 第2弾

2021年の年明け、カステック首相は15億ユーロでおよそ2億回分のコロナワクチンを注文し、ワクチンキャペーンが始まった。しかし、隣国と比べて「全く進まない」「ロジが悪い」などと今度はその進み具合が批難された。パリ在住のギリシャ人の友人と「ワクチン…

何故フランス人はワクチンを接種したくないのか?

ついに、フランス全土の老人ホームなどでコロナウイルスのワクチン接種が始まった。まずは高齢者、次は医療従事者、疾患のある患者の順番となり、健康な人へ渡るのは2021年の春~夏になるという。 当然、早く自分の番が回ってこないかなあと思っていたところ…

フェイクニュースと選挙運ー影響を裏付けるドキュメンタリ番組「嘘の工場」の紹介

迫る米国の大統領選についてはフランスでも非常に注目されており、随分と前からフランスの大統領選か?と思うぐらいトランプ大統領や民主党候補のバイデン氏に関する様々な報道が飛び交っている。米国大統領選の結果が如何に欧州への影響があるかの表れだろ…

再びロックダウンでトドメの一発 

10月29日の0時からフランス全土が再びロックダウンとなった。フランスの地方紙、ラ・ボワ・デュノールの紙面には「4ヶ月後に振り出しに戻る」との見出しだった。再びホームワーク、家族以外は誰とも会わず、外出時にはその理由を説明する証明書を携帯にダウ…

アメリカに逆らったらどうなるかを体現したアルストムの元役員の話 ~フランスのとってもユニークなラジオ番組紹介

フランスのラジオ番組は非常に聞きごたえがあるといつも感心する。日本にいた頃はラジオを聞いていなかったので、比較するのも失礼だが、フランスではラジオがかなり定着しており、私も好きな番組のPod Castをよく利用している。 中でもお勧めなのが公共ラジ…

神への冒涜罪で首を切られた歴史教師 フランス社会を震撼させる

2020年10月16日、フランスが震撼した。中学校の歴史の教師が、学校付近の道端で無残に首を切断されたからだ。事件は、表現の自由に関わる授業で、被害者の教師が生徒に風刺画を見せたことに端を発した。風刺週刊誌シャーリー・エブド誌に掲載された、テロ事…